由比のよろづ相談所
Instagramのサブスクリプション（月額制コンテンツ）でご提供中、由比のよろづ相談所。
サブスク登録くださっているYさんから、お子さんのニキビについて相談をお寄せいただきました。
もしわたしの子どもが同じように悩んでいたとしたら、母であり美容のプロとして、どんなことをアドバイスするかな？という視点で真剣に考えてみました。
今回まとめた記事の中には、知らないと損すること、40代・50代のエイジングケアに通づることがいくつもありました。
大人のニキビに悩むかたも、そうでないかたも、普段のご自分の生活や習慣を振り返る機会にしていただけたらと思います。
それでは早速、いってみましょう！
相談内容と情報
Yさんの娘さんのニキビについての相談
・皮膚科に通っているけれど繰り返しニキビができる
・どんなスキンケアが良いですか？
・夜勤があるお仕事
・不規則な生活
・ニキビができる部位→ほお
まず、Yさんの娘さんは夜勤があるお仕事とのことですので、大人のニキビについて整理していきたいと思います。
中学生から高校生のころに出来ていたニキビと、思春期が終わってからできる大人のニキビとでは、できる場所もちがえば、ケア方法も異なるのです。
思春期のニキビと大人のニキビ
10代にできるニキビの特徴
若い頃のニキビは主に過剰な皮脂分泌が原因です。
10代にできるニキビの原因
私たちが思春期の頃を思い出してみてください。
Tゾーンや（おでこから鼻にかけて）こめかみや頬のあたりなど、皮脂が多くでる部分にできやすかったのではないでしょうか。
私は皮脂の分泌量が少なかったのか、おでこや鼻にポツリポツリとできる程度でした。
顔よりも胸元や背中など、体の皮脂分泌が多い部位にできることが多かった記憶があります。
プールの水着を着る季節など、背中のニキビやニキビの跡が恥ずかしくて、人目が気になったことを今でもよく覚えています。
大人のニキビの特徴
Uゾーンと呼ばれる頬から口もと、あごにかけて、あとはフェイスラインにできる傾向があり、いずれも皮脂腺が少なく、顔の中でも乾燥しやすい特徴があります。
肌が乾燥し、バリア機能が低下してしまうと、肌は自らを守ろうと角層を厚くしてしまい、毛穴が詰まってニキビが発生しやすくなるのです。
大人のニキビの原因
大人のニキビは、思春期の頃のニキビとは異なるため、生活習慣の乱れやストレス、間違ったスキンケアなど、さまざまな要因が複雑に関わりあうことで起こりやすくなります。
Yさんの娘さんについて考察
365日24時間、冷暖房の効いた環境でお仕事をされています。
また定期的に夜勤があるため、肌が生まれ変わる時間帯に起きてお仕事をされているといった、肌にとって過酷な状況であることが想像できます。
本来であればスムーズに生まれ変わる肌ですが、環境的な要因や、不規則な生活などの影響により、自然にはがれ落ちるはずの古い角質が、いつまでも肌表面にとどまってしまい、毛穴を詰まらせてニキビができると考えられます。
このように大人のニキビは原因が一つではなく複雑なので、何度でも繰り返してしまうことがあるのです。
そのため大人のニキビの予防は、生活習慣やスキンケアの方法など、ひと通り見直す必要があります。
セルフで出来るケア
ひと通り見直すといっても、どこをどう見直したらよいのか分からないと思います。
日常生活のなかで、気をつけたいことをピックアップしていきますので、一緒に振り返ってみましょう。
スキンケアで出来ること
肌トラブル中は、お顔の扱い方を見直すチャンスです。
１日の終わりに肌を通して、ご自身を労わるように、スキンケアを丁寧におこなうことを意識してみましょう。
肌をやさしく洗う
1日2回、刺激の少ない洗顔料を使い、よく泡立ててやさしく洗いましょう。
ゴシゴシと肌に摩擦が生じると、肌は自らを守ろうと角層を厚くしてしまいます。
各層が厚くなると毛穴が詰まってニキビが発生しやすくなります。
摩擦はNGです。
ＮＧあるある✖️
化粧水をつけるときに、パタパタとパッティングしていませんか？
ニキビの赤みは炎症を起こしているサインです。
刺激はニキビの炎症を悪化させる恐れがあります。
ニキビがあるときはパッティングを控えて、肌を優しく扱いましょう。
生活のなかで意識したいこと
お肌によくないことを無意識のうちにやっている…これはメイク講師になってから、たくさん発見しました。
知らないと損していることって意外と多いのです。
行動をちょっと意識してみたり、日々の習慣を見直してみましょう。
皮膚に刺激を与えない
気になるとつい触ってしまう…ということはありませんか？
これは心理的に自然にしてしまう行動のひとつですが、汚れた手でニキビに触れると悪化しかねません。
無意識のうちに触っていないか確認してみましょう。
十分な睡眠をとる
忙しい毎日を過ごすかたは、睡眠時間を削って頑張りがち。
睡眠不足はニキビを悪化させると考えられています。
なにか予定を立てるときに、体をしっかり休める日や時間をスケジュールに組み込んでみてはいかがでしょうか。
肌に触れるものを清潔に保つ
・枕カバー
・洗顔後に使うタオル
・ファンデーションのスポンジやパフ、ブラシ
雑菌の繁殖しやすい身の回りのものを挙げてみました。
振り返ってみましょう。
最後に洗ったのはいつでしょうか？
特に枕カバーは最低でも週に一回は洗うとよいでしょう。
（書き綴りながら…我が家の枕カバー洗ったのいつだっけ？と思い出せないくらい洗っていない事に気がつきました。明日洗おう。うん。）
ＮＧあるある
とくにファンデーションのスポンジや
フェイスパウダーをつけるパフ
コロッケみたいになっていませんか？
洗わずに、ずっと使い続けて雑菌が繁殖し、肌に悪影響を及ぼしていた…というケースがとっても多いのです。
忙しくて、こまめに洗えないというかたには由比がしている「スポンジ大人買い作戦」がおすすめ。
1枚しかないと使い続けてしまい、洗うタイミングを流します。
スポンジを複数用意しておき、お休みの日にまとめて洗うのはいかがでしょうか。
栄養バランスのとれた食事
食生活においてはタンパク質やビタミン類をバランス良く摂ることが大切です。
脂質が高いものや、手軽に食べれるジャンクフードはできるだけ避けたいものです。
ストレスを発散する
ストレスを溜めないように…と思っていても、頑張り屋さんであればあるほど、知らず知らずのうちに蓄積されがち。
日々、頑張っている自分を癒やすことは、自分にしか出来ません。
心と体がリラックスできるような習慣や趣味など、自分が心地よいと感じることを探してみませんか？
ちなみに私は、毎日お風呂のお湯に浸かることが大好き。
お湯に浸かりながら大きく深呼吸、1日の疲れやストレスをお風呂で洗い流して巡りをよくしています。
由比セレクト大人のニキビケア
◾️dプログラム
エッセンスインクレンジングフォーム
（薬用美容洗顔料）
◾️dプログラム
アクネケアローションMB
◾️dプログラム
何を使うかも大切ですが、どう使うかがとても大切です。
大人のニキビに摩擦は厳禁！
洗顔料の泡立てが苦手なかたにオススメはこちら。
◾️無印良品
洗顔用泡立てネット
99円（税込）
15秒で簡単にホイップのような泡が作れる泡立てネットです。
使ったあと水切れがよくお手入れが簡単なので、清潔に保つことができます。
泡立てネットは100均にもございます。
お近くのお店で探してみてくださいね。
まとめ
大人のニキビは、思春期のニキビと原因も対策も異なるため、生活習慣やスキンケアの方法など、ひと通り見直す必要があることが分かりました。
忙しい毎日を過ごしていると、ひと通り見直すこと自体、なかなか難しいと思います。
私がリフレッシュするのはどんなときかな？と気分転換の方法を考えてみたり、スケジュールを立てるときに、身体をゆっくり休める日を組み込むなど、ご自身を労わることからはじめてみてくださいね。
環境やライフステージが変わった途端に、ニキビが出来にくくなった！というかたも結構いらっしゃいました。
人生100年時代、美容やメイクでワクワク♪
日々の暮らしがより豊かなものになりますように。
合言葉はポジティブエイジング！
最後までご覧いただきありがとうございました。
由比ちえ
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