エイジレスメイクアドバイザーに求めること
こんにちは、大人メイク専門家の由比ちえです。
40代・50代・60代の大人に特化した由比流エイジレスメイクを、直接由比から学びたいと、お問合せくださるかたが増えてきた今日この頃。
由比流エイジレスメイクの知識と技術を伝授するにあたり、私が長年大切に育んできたマインドや言葉選びも一緒に伝えて行きたいと思っています。
今日は主に言葉選びについて、コラムに書きながら考えを整理します。
大人メイクと言葉の選びかた
エイジレスメイクアドバイザー養成講座を学びに来る皆さんに求めることがあります。
それは『言葉の選びかた』を大切にしてほしいということ。
ポジティブエイジングを提唱する由比ちえ流エイジレスメイクは、お客さまと接するときの言葉の選びかたが重要です。
お客さまがメイクのアドバイスを求めて依頼くださる、その背景を想像してみてください。
メイクに悩んでいる40・50・60代の皆さんの多くは、これまで化粧のやり方を習ったことがなく、自己流でやってきたかたがほとんどです。
また、自己流メイクに自信が無いかたもおられることでしょう。
中には、これまで自分のことを後回しに、家事や育児、お仕事や介護を頑張ってこられて、やっと自分の時間が持てるようになったかたもいらっしゃっいます。
緊張しながらも、変わりたい!と期待と希望を胸に来てくださるのです。
お客さまを思いやる丁寧な表現や、適切な言い換え(リフレーミング)は、相手に対する敬意を示し、より心地よい対話を生み出します。
ですので、受講中もただ何となく聞くのではなく、由比がどのような『言葉』を選び使っているのか、聞いて感じて欲しいのです。
ネガティブからポジティブへ
40代・50代・60代の大人の女性に特化した由比流エイジレスメイクは、加齢に伴うお顔の変化や皮膚の悩み、メイクの悩みに触れる機会が多いため、あなた自身のマインドがそのまま言葉に反映されます。
☑︎悩みを言われたとき反応に困っちゃう
☑︎マイナスな表現しか思い浮かばない
☑︎なんてお伝えすれば良いのかわからない
今あなたがもし、そう思っていても大丈夫。
そう思うのは、相手に失礼があってはいけないと分かっている証であり、自分の表現力やコミュニケーション力と向き合っているからこそ生まれる悩み。
伸びしろの塊です。
言葉選びは相手を理解し敬意を表すこと
私も最初から出来たわけではありません。
由比は高校を卒業してすぐ、18歳の時に化粧品会社に入社しました。
一緒に働く先輩方はもちろん、お客さまも全て歳上のかたばかり。
社会人一年目の頃は、先輩から学生言葉が抜けないとよく叱られましたし、指導を受けることが多々ありました。
また、お客さまからは「あなたは若いから分からないだろうけど」とよく言われたものです。
落ち込むことばかりでしたが、自分が成長しなければ状況は変わりません。
「N先輩のような大人になりたいな」と憧れる先輩や、お客さまから指名の絶えない先輩の接客についてお手伝いをしながら、お客さまに接する姿を観察しながら、やり取りをよく聞くようにしました。
そして学んだことがあります。
それは、相手に対して失礼のない言葉を選ぶことは当たり前だけれど、失礼のない言葉を選ぶこと以上に、相手への理解や敬意が必要であるということ。
また、お客さまのことを知りたい(理解したい)という気持ちと興味を持ってお話しを聞くと、心を開いてくださったり、心の距離がぐんと近くなるということ。
私は、お客さまのことを知りたい、教えて頂きたいと思う気持ちで、接することをはじめました。
すると、母や祖母と同じ世代のお客さまから、年齢と共に重ねた、たくさんの経験や知識をお話しくださったり、お人柄や品格に触れることが出来たのです。
また、私が出勤している日に立ち寄ってくださるお客さまが少しずつ増え、お悩みを話してくださったり、頼ってくださるかたが増えていったのです。
この時、もう一つ気を付けていたことがあります。
それは、言葉の選びかたについて、「コミュニケーション心理学」のリフレーミングを常に意識していました。
気になるかたや、言葉選びに苦手意識があるかたは「リフレーミング」を調べてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
言葉は単なるコミュニケーションの手段ではありません。
相手を思いやる丁寧な表現や、適切な言い換え(リフレーミング)は、相手に対する敬意を示し、より心地よい対話を生み出します。
メイクやコスメによるポジティブな変化と心地よい対話は、お客さまのお顔だけではなく心にも大きな影響を与えることでしょう。
変わりたい、自分らしく歳を重ねていきたいと願い、メイクを習いにきてくださるお客さま。
40代・50代・60代の大人の女性に対する言葉選びは、そのかたの尊厳を尊重し、ポジティブな印象を与えるために重要です。
由比ちえ
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