こんにちは!
美容のプロを育てています
大人メイク専門家の由比ちえです。
東京では良い天気に恵まれ、桜が咲くなかで、入学式や入社式が行われたようです。
ちょっと大きめの制服を着たお子様や、おろしたてのピカピカなスーツを着て出勤する、新社会人らしきかたと道ですれ違うたびに、母のような気持ちで「緊張するだろうけど頑張るんだよ〜!楽しんで!」と心の中でエールを送る由比です。
今日は、新社会人の皆さんを例に、パーソナルフェイス診断の顔分析理論から、一部を抜粋してお話ししたいと思います。
ご自分の個性や魅力を知ることで、昨日より今日の自分が好きになったり、ご自身の素敵なところに目を向ける、そんなきっかけになれば嬉しいです。
顔の特徴と見た目の年齢
かれこれ20年以上まえ、新社会人デビューをした私は、田舎から出てきたばかり。
メイクの仕方もわからず、ほっぺが真っ赤。
同期の中でも、圧倒的に素朴な女の子でした。
先輩から「大丈夫?」「わからないことはない?」と、いつも気にかけてもらっていたことを今でも覚えています。
かたや同期のEちゃんは、新人とは思えない落ち着いた雰囲気をもっていました。
同期で年齢も同じなのに、一緒に並んでいると、先輩後輩に間違えられたこともありました。
同じ年なのに先輩、後輩に見られる…この差は、なにがどのように影響しているのでしょうか。
早速、顔の特徴と、見た目の年齢について紐解いていきましょう。
顔タイプの診断方法
上のマトリクス図は、顔の特徴を要素別にまとめたものです。
まず、縦の軸は「こども・おとな」で分類されています。
子供の顔の要素が多い「こどもタイプ」、大人の顔の要素が多い「おとなタイプ」
次に、横の軸はパーツや骨格の「形」を「直線的・曲線的」に分類しています。
今日は縦の軸の世代感、「こども・おとな」について見ていきましょう。
【大人の顔と子供の顔】バランスやパーツの違い
赤ちゃんの顔を想像してみましょう。
男の子、女の子といった性別や国籍など関係なく、みんな丸顔で、あどけない顔をしています。
幼く見える人と、大人っぽく見える人、この差はいつ頃から出てくるのでしょうか。
少し成長した、学童期の頃を思い出してみましょう。
ピカピカの一年生。
あどけない平面的な顔に、小さな口、かわいいお鼻、丸顔率が高め。
学童期は、赤ちゃんの頃から比べると、「顔」のバランスやパーツに大きな変化は見られません。
学童期は「身長」で見た目の年齢が決まる!?
皆さんの中には、学童期に学年よりも「上」の学年に見られたり、「下」の学年に見られた経験があるかたもいらっしゃるのではないでしょうか?
学童期の段階では、顔のバランスやパーツに、大きな個人差は見られませんが、顔の個体差が少ない分、身長が平均よりも高い子や、小柄といった身体的な特徴により、学年(見た目の年齢)を判断されると考えられます。
成人後は個性のひとつになる
個体差が出てくるのは思春期頃。
思春期頃から、骨格が発達してきます。
顔の奥行き感が出て、骨格が立体的に際立ってくる人もいれば、大きく変化することなく、平面的な顔のままの人も。
成人する頃になると顔の個体差がはっきりしてきます。
この頃になると、身長だけではなく、顔の印象が「見た目年齢」に大きなインパクトを与えるようになってくるのです。
大人の顔の要素が、圧倒的に増えた人もいれば、子供の顔の要素が多いままの人も。
同年代の有名人を例にあげてみましょう。
天海祐希さんと石田ゆり子さん、このお2人の顔を思い出してみてください。
石田ゆり子さんは、「こどもタイプ」の要素が多く、天海祐希さんは、「おとなタイプ」の要素が多いため、同年代ですが、それぞれ異なる魅力をお持ちです。
具体的に、大人の顔の要素が多い「おとなタイプ」のかたの雰囲気は、落ち着き、お淑やかさ、知性、色気といった、大人の魅力をお持ちです。
では、逆に子供の顔の要素が多い、「こどもタイプ」のかたは、どのような雰囲気や、魅力をお持ちでしょうか?
ピュアで親しみやすく、いくつになっても若々しい魅力をお持ちです。
「おとなタイプ」「こどもタイプ」それぞれの個性、それぞれの魅力があることがわかります。
あなたのお顔はどちらのタイプでしたか?
メイクで印象チェンジ
「おとなタイプ」のかたの中には、若々しく魅せたいというかたもいらっしゃいます。
その時はメイクで「子供の顔の要素」をプラス!
例えば、子供の顔の要素のひとつ、「肌のみずみずしさ」や「肌のハリ」をメイクでプラスすると?
肌の印象がグッと若々しくなるだけではなく、イキイキと生命力が溢れます。
また、「こどもタイプ」のかたの中には、仕事で見た目の若さがマイナスになり、「年相応の落ち着きがほしい」と、メイクレッスンを受講されるかたもいらっしゃいます。
こどもタイプのお顔に、「大人の顔の要素」である立体感をメイクでプラス。
さらにアイシャドウや、口紅の色を選ぶときも、あえて落ち着いた大人っぽい色をチョイス。
すると・・・大人の落ち着きを、メイクで表現することができるのです。
※この場合、ご本人の目指す「自分像」をメイクアップで叶えることを大切にしています。
こどもタイプのかたに、かわいい色を塗ると、「可愛さ増し増し」な表現になるため、顔タイプに似合う色だったとしても、ご本人の望む姿から、程遠くなるからです。
このように、自分の顔を知ることで、メイクであなたの「魅力を最大限にいかす」ことも、「なりたい自分になる」ことも選べるようになります。
あなたの可能性、表現の伸びしろを、ぜひパーソナルフェイス診断とメイクで広げてみてくださいね。
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由比ちえ
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